どこでも、楽しく、たくましく。

そのアイデアがいけているかは、ある程度やり続けてみないと評価できない問題。

皆さんは、何か新しい事や以前とは違う手法を試そうと思った時、どの段階で、それをイケているか筋違いかの判断をしますか?

今日の言いたいこと
ある程度やり続けることで、やっと判断できることがある
・そもそもアイデアをちゃんと理解して実行し、検証していますか

事例1
こどもに初めて自転車を教えようとしています。
何度かトライするも全く自転車には乗れません。
さあ、どうする。

選択肢
①自転車には乗れないものと判断し、違うものをトライさせる。
②教え方や自転車そのものに問題点があるものとし、そこを変えて再度チャレンジする。
③教え方も自転車にも問題はなく、慣れの問題と判断。同じやり方でチャレンジを続ける。


先日も「#前略ひと手間をたしなみたい派です」のイベントを行ったのですが、まさにこんな感じの問題を検証しました。


自分たちにあるアイデアがあり、きっとイケてると思っています。
ただ、2~3度チャレンジして、なんだか思っていた結果ではないなという感じでした。


これはアイデアそのものの筋が悪かったのかな。
いや、ちょっとアプローチの仕方がよくなかっただけだ。
ただ慣れてないだけじゃないか。

そんなことを考えつつも、別に大赤字でもないし、夫婦でやっていることなので、まあまたやってみようかという感じでした。


でも、これをビジネスの現場に置き換えた時に、
どの段階でアイデアの成否を判断するんだっけなと疑問が…。

思い起こせば、ビジネススクールで3か月で新規事業を立ち上げる授業がありました。チームを作ってたくさんアイデアを出して、そこからみんなが納得できるアイデアを実際に検証していくものです。
3か月と期間が決まっているため、2週間ごとにそのアイデアでいくかどうかを判断しました。何度も路線を変更したのを思い出します。

これも期限が決まっているので、どの時点でジャッジが必要かは決まります。


でもでも、自分で事業を起こすとか、特に外部からの制限がない時はどの時点で成否を判断すればいいのだろうと思ったんです。

もちろん、資金面は制約条件なので、この金額までと判断基準を作ることはあるかと思います。しかし、それだけで判断するのは時期早尚なこともあるんじゃないかと思ったんです。


先日、とある人にこんなことを言われました。

「事業ってね、最初はお金にならなくても、ずっと続けていくことで、この人になら頼んでいいかなってなって、初めてお金を払ってもらって仕事を受ける。その時に、もしかしたらこのビジネスはいけるんじゃないかって考えるんですよ。だから、最初はうまくいかなくても、やり続ける覚悟があるんですかってことなんだよね。」


要は、初期の段階で判断するのはナンセンスだよ、ということ。
ある程度やり続けることで、やっと判断できることがあると学びました。

もちろん、めちゃくちゃ筋が悪いアイデアはこの通りではないと思います。


例えば、92歳のおばあちゃんに、パラグライダーを趣味にすすめるとか。冒頭の話で、子どもに初めて与える自転車が26インチとか。
ある程度、うまくいく条件ってあるもんです。
このケースでは年齢や体格と、使うツールですね。

でも、ここにもう一つ学びがあって。
そもそもアイデアをちゃんと掘り下げられていないということです。
92歳にパラグライダーも、それぞれを理解していればそんな失敗は起きないんですが。
意外に、そこができていないで失敗して、さらには諦めてしまうことも多いのかなということに気づきました。


よくよく考えずに思いついたアイデアをやってみて(やってみることはとても重要)、そこで失敗し、なんとなく諦めて次にうつる。で、また次でも同じことの繰り返し。
自分の過去を思い返しても、思い当たる節が多々。

何がよくないかというと、改善点がわからないので、次に活かせないのです。というか、いろいろ学べることが、言葉にならずにシャボン玉のごとく消え去ってしまうのです。同じ失敗を繰り返して、周囲の人たちに呆れられるということもあります。


だからこそ、ある程度アイデアの中身を熟知して、
きっとこうじゃないか?と考えてやってみる。
きちんと結果を検証する。

そうすると、同じ失敗は繰り返さないかなと思います。
別に同じ失敗を繰り返したって別にいいと思うのですが、私の経験では、「あれ、そういえば前にもこんなことがあったような…うわ、全然学べてないじゃん」みたいにむなしくなります。夫にも、「この前と一緒じゃん!全然学んでないよね。」と突っ込まれます。
それが人間らしいのかもしれませんが。


年明けにも、新しいトライがいくつか控えています。
また同じ失敗をして虚しくならないように、きちんと仮説を立てて、実行して(ここ大事)、結果を検証する。
そしてトライし続ける。
(100万回失敗しても、次の1回が成功するかもしれないってドリカムの歌詞があったけど、そこまでには成功させたいよなーとw)
もちろん無理すると続かないので、続けられる範囲をわきまえて。

ちなみに、写真は先日しめ縄づくりのワークショップに参加した時のもの。
縄をよるのがまあ難しくて、全然うまくいきません。
これも何百回とやればある程度上手になるとは思うけど、そもそも超不器用だったり好きじゃなかったらうまくいかないよなとも思いながら。

以上

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1987年生まれ 山形県出身・滋賀県在住 どこに移動しても、楽しくたくましく暮らすのが目標。そのために、主に仕事やプライベート、心地よい居場所作りをテーマに研究中。
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