どこでも、楽しく、たくましく。

あの人に動いてほしい!そんな時にはポジティブな環境変化が効くかも。

人に動いてほしいと願えば願うほど、人は動きません。

というか、人は自分の思い通りには動きません。子どもも大人も。
でも、それでもどうしても動いてほしい時がある…

今日は、私が体験した思わず動いてしまった話から、人を動かすとは?について想いを馳せてみます。

2年ぶりくらいに、髪をバッサリ切りました。

もともと、冬は寒さをしのぐためにあえて髪を短くしていた時もあったのですが。(ポニーテールにすると、首が寒いw)
髪が長いと、どんなにぼさぼさでも1本に結ってしまえばそれで終わるし、美容室に行かなくても支障がない。(私は年2回くらいしかいかない)
顔周りに髪がまとわりつかないし、いいことがたくさんです。


でも、髪に全く無頓着になります。

そんな感じでかれこれ2年ちょっと。
チビはもう2歳になろうとしています。


そんな中、プライベートや仕事でいろいろな変化があり、なんだか気分を変えてみたくなりました。それに夫は髪が短い方がいいらしく、ショートにすることをようやく決断。多分、20㎝くらいはバッサリといきました。


で、そこからが自分でも驚きだったのですが。

髪を切った日の晩、コンタクトを外して眼鏡にしました。
すると、まあびっくりするほど髪形とメガネが合わない。
というか、

すごく自分がダサくなっている。

夫にも笑われました。

これは見慣れないからかもしれない!
そう思い、数日様子を見てみることにしました。


翌朝。
鏡の前に立つ。

ダサい…。


その次の日。

まだダサい。


その次の次の日。

ダサい、ダサすぎる!

もはや、お笑い番組で、昔ダサかった芸人の当時の写真にでてきそうなレベル。


眼鏡で外出することも多いので、危機感を感じて、メガネを新調することに。
ちょうどフレームの先も壊れかけていて、接着剤で直して使っていたのでいい機会でした。

そして、メガネと同時多発的に浮上してきたのが、化粧。

自宅でPCの仕事が多く、外で人に会う時もカジュアルな場が多かったので、ほぼ90%くらい眉毛とアイライナーくらいで済ませていました。所要時間3分ほど。
(東京に行くときや、ママ会など複数人が集まるケースは残り10%で、化粧をしていました。それでも10分もかからないけど)


そんな手を抜きまくっていた毎日ですが、髪がちゃんとしてしまうことで、すっぴんがとても強調されてしまったのです。

逆に例えると、化粧はめっちゃキメキメなのに、上下スウェットでキティちゃんサンダルみたいな。
遠くからでも、ひときわオーラがあるやつです。

そうなってしまうと、ちゃんと化粧するしかない!
そう思って、ドラッグストアで化粧品を買いました。2年以上ぶりのことでした。(もちろん、事前にネットなどでコスパがいいものを下調べする入念ぶり。そのために楽天マガジンも登録w)
それでも、合計は5千円いかなかったです。
ドラコスおそるべし!
ついでに化粧道具をしまうケースも汚かったので新調。


こうなってくると、私の中の小さなしゃれっ気が顔を出し、
ピアスをつけたくなってきます。
それでも最近ピアスはホコリをかぶっていたし、何系のピアスをもっていたかが定かじゃなかったので(似たようなものを買って悔しい思いをしたくなかった)、整理整頓して収納ケースを買うことに。


ちゃんとしたケースは千円以上したので、結局100均アイテムで作ることに。(これも、ピンタレストとかネットのまとめサイトで、下調べ済み)
コルクボードとフックとねじで合計300円で制作。

整理整頓とかすごく苦手なのに、自発的にこんなことをするなんて…驚愕です。

さらに加速度的にいろいろ欲しくなってきたのですが、
そこはお財布のひもをしっかり握って、一旦ストップ。


それでも、髪を切ったことで、消費マインドが180度変わりました。
メガネに、化粧品に、収納グッズ。自発的に買いたいと思いました。
いつも切ってくれている美容師さんに心から感謝します。


人に指摘されても絶対買わなかったものばかり。

ま、人に言われれば言われるほど、頑なにやりたくなくなるんですけどね。

そこで気づいたのが、この一連の流れを、仕事とかに活かせるのではないかと。

動いてほしいその人が、思わず動きたくなる環境を作る。

例えば、雰囲気が暗くて、みんなのモチベーションが低い職場に、福山雅治ばりのイケメン上司or竹内涼真ばりのかわいい後輩を投入するとか。
そんな状況なら、毎日仕事MAXで頑張ります。

それは極端な話ですが、あれこれ指摘して動きを変えようとしたり、いかに間違った行動をしているか理路整然と力説するのではなく、その人が思わず動いてしまう状態にしてしまうことだと思います。


よくわが家では、きれい好きな夫と乱雑な妻でもめることがあります。
最初は夫がさぞご丁寧にきれいに過ごすことのメリットを力説してくれるのですが、なかなか私の日々の行動は変わりません。(もちろんきれいな状態は気持ちよく感じるのですが、別に汚くても苦ではないタイプの人間です)
そこで喧嘩をすること数十回。
最近は夫も変化球を投げてくるようになりました。

思わず入れたくなる場所に収納ボックスを作ったり、出来た時に全力で褒めてくれたり。面倒な嫁ですね。


一番効いたのが、チビに片づけを覚えさせることです。
夫が寝る前のおもちゃの片付けなどを熱心に教えているので、チビは少しずつ覚えます。チビが使い終わったら片付けている姿をみたら、さすがの私もグッとくるものがあります。食べた後のテーブルを拭いている姿は言葉にならないほどでした。
これはチビと同じくらいまでは私も片づけをして、「こうやって片付けるんだよ」言わなくては…。

(写真は、出掛けに「トーマスはお家で寝んねするからお片付けしてね」とチビにいったらこの状態に。かわいくてムズムズしました。)

そんなこんなで、私は少しずつ動かざるを得ない状況に。


子どもと接していると、無意識に、相手が興味あるものと結び付けられないか考えて、動いていることに後で気づくことが多々。
これを大人に対してもやればいいのだ。。


相手に動いてもらう。
それは、相手をよーーく観察し、研究することでもあります。


最終的にはそれをしている自分が先に動くことになります。
よく、「他人は思い通りにならないから、自分が変わるしかない」なんて言われますが。


相手が何が得意or苦手なのか、じっくり観察して、口で言うのではなく、スムーズに変われる環境を作ることなのかなと思いました。これがまた難解なのですが。


いずれにせよ、「相手の立場で考える」に尽きるのかもしれません。
口で言うのは簡単だけど。

以上

by
1987年生まれ 山形県出身・滋賀県在住 どこに移動しても、楽しくたくましく暮らすのが目標。そのために、主に仕事やプライベート、心地よい居場所作りをテーマに研究中。
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